摂食障害 - Eating Disorders -


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摂食障害 - Eating Disorders -


  ダイエット関連商品は、ダイエットが成功しないから売れ続ける
ダイエットというのは、基本的にそんなに成功しないものです。大体「お、やせた」と思って喜んでいても、いつの間にか見慣れた体重になっているものです。
だからこそ、巷にはダイエット関連商品があふれているのです。
確かに、「太りすぎ」は健康によくありませんので、そういう意味でのダイエットは必要ですが、人間はBMI18~24位でいればいいのです。BMIとは 体重kg ÷ (身長m)2 です。BMI22が一番長生きすると、統計で、すでに出ています。
摂食障害はおおきくわけて2つです。
1つ目はダイエットが限りなく成功してしまった方々です。
2つ目は、ダイエットをしようとして反動で食べてしまい、普通の人ならそこで終わるのに、吐いたり、下剤をつかったり、そしてまた絶食して耐えきれずに食べるという、スパイラルに入った方々です(アメリカの分け方とは少し違いますが混乱をさけるために以下のように分けました)。


<制限型>
ダイエットが限りなく成功してしまった方々ですね。
ダイエットが、成功し続けて、30㎏はおろか、20㎏台の方々もいらっしゃいます。
それでも痩せ続けようとします。もともと真面目な思春期の女の子に多いです。 成熟拒否という方もいますが、たしかに、女らしい身体を望んではいない女の子は多いですね。
この年齢を通り越してきた女性なら、生理が始まったり、胸が大きくなったり、体が丸みを帯びてくるのを、嫌だなーと思ったこともあるのではないでしょうか。
しかも、この第二次成長期は、身長は伸びないのに、体重は増えるという時期ですから、私も、全然うれしくない、と思ったことを思い出します。
また、「自分はこれが得意」とか「自分の長所はここ」とか、自分に自信がある人はあまりなりません。自信を持てる部分がないから、体重だけは落として、「スリムな自分」だけを自信にしている場合があります。客観的にみると、たくさんの魅力がある女の子が多いのですが、若いゆえか、全く、その美点に、気が付きません。
20㎏台や30㎏台になると、脳も委縮してスカスカしてきますから、いくらもともと真面目で頭のいい子でも、まともな判断はできませんし、この体重は、いつ心臓が止まってもおかしくないので、まず、内科で体重を増やさなくてはなりません。飢餓状態が続いているようなものなので、急に食べるとリフィーディング症候群というものをおこし、命が危険で、少しずつカロリーアップをしなくてはならないのです。ここまで痩せる前になんとかしたいものです。
また、彼女たちは、「ボディーイメージの歪み」といって、がりがりに痩せていても、そんな自分を「太っている」と思っていますので、親御さんや医師や看護師が、寄ってたかって説得しても、食べてくれません。
ただ、考えてみれば、ここまで痩せられるというのは、頑張り屋でないとできないことですから、大抵、勉強も頑張っている子が多いです。
ですので、「脳が委縮してスカスカになっているよ」と画像を見せてあげると、体重を戻すことに協力的になってくれることがシバシバあります。生理がこないことを指摘しても、全く響きません。
これは、私も気持ちがわかる気がします。
「本当に死んでしまうかもしれない病気なんだよ」と言って、それが響くひとと響かないひとがいます。
響かなかった女の子には「体重を増やすくらいなら死んだ方がいい」と、過去に、言われたことがあります。
幸い、亡くなってはいませんが、治療中であるとおもわれます。


※制限型は本当に死んでしまうので早めに手を打つべきです。体重が低くなればなるほど、治療は難しくなります。


<むちゃ食い排出型>
ダイエットをしようとして反動で食べてしまい、吐いたり、下剤をつかったり、そしてまた絶食して耐えきれずに食べるというスパイラル
に入った方々。
制限型で述べたように20㎏、30㎏台の方もいれば、ふつうの体重の方もいます
最初は思春期の制限型で始まることが多いのですが、どこかで、反動で食べて、後悔して吐くということを覚えてしまいます。
ですから、基本は制限型と同じで、「自分に自信がない」というタイプの方が多いです。なので、体重で自信をつけようとしています。違う面は、制限型よりも、活動的なイメージをうけます。成熟拒否という感じもそんなにうけず、彼氏がいたりすることがしばしばです。
ただ、医師としては、その彼氏の存在が、病気を治す方向につながればなあーと思うのですが、彼女たちにとっては「彼氏より体重」のようです。
そこは迷う余地はないように見受けられます。
さて、このタイプで低体重であると、制限型よりも厄介です。
吐くし、下剤を使っているので、検査データもおかしいし、食べて吐いているので、どのくらいのカロリーが日々とれているか、見当が付きません。ただし、たとえば「38㎏まで体重をもどしたら退院」などと目標を設定すると、体重を戻すのは早いです。しかし、落とすのも早いです。
むちゃ食い排出型でふつうの体重の場合、検査データが異常なければ、私はまずは合格としています。
ただ、食費が半端ではないので、しばしば家庭内で問題になります。
冷蔵庫にあったものを夜中に全部食べて吐いた、などということが、時々起れば、問題にもなります。
むちゃ食い排出型の場合は、まずは吐かないこと。
吐きたいときは、その時間を延ばしていくこと、を、治療の中で約束しています。吐けば吐いただけ、刺激になって、むちゃ食い衝動が起こってきます。
以前述べた双極性Ⅱ型のような躁うつ病が合併していることもあるので、そういった衝動を抑えるお薬を使うこともあります。


※制限型であれ、むちゃ食い排出型であれ、「ふつうのやせっぽっちになろう」と、以前、教えてくれた恩師の先生が言っているのを聴いて、私も、そのフレーズを使っています。
ふつうのやせっぽっちは、BMI18くらいですし、異常な検査データもでません。痩せることが悪いとはいいません。
でも、「病的に痩せる」のはいけません。いろんな可能性をつぶしてしまいます。

いろんな、摂食障害の女の子と接してきましたが、印象に残っているのが「少し太っているかなと思ってた時、綺麗と言われた」とか「少し太っていると気にしていた時、もてた」という言葉です。
彼女たちは、ボディーイメージがゆがんでいるので、一番きれいな時期を「太っている」と思って、ダイエットしてしまったんでしょうね。


<その他>
女性の摂食障害ばかり、述べましたが、男性でもあります。
でも、女性とは、心理は違いますし、全く違う病気や発達の問題で、起こってきていることがあります。

心理検査などの必要があると思われます。

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